診療内容の特徴

 脱腸のカメラ手術について

鼠径ヘルニアとは俗に脱腸とも呼ばれ、足のつけ根のところが立ったり、泣いたりしたときに、膨れて違和感や痛みを感じる病気で男性に多く、年齢は子供と壮年、老年期に多いものです。治療は成人の場合ほとんど手術が必要となります。当クリニックでは腹腔鏡下腹膜外腔アプローチヘルニア根治術(TEPP)を標準手術としております。麻酔は全身麻酔で手術時間は30分から1時間程度です。入院期間は3日から9日程度です。おへそのまわりに約1cmの穴をあけ、バルーンカテーテルを鼠蹊部の腹膜外腔で膨らませた後、炭酸ガスで膨らませます。カメラを挿入し、下腹部に約5mmの穴を2箇所あけ、手術器具を入れ、袋状になった腹膜を糸針で閉鎖し、袋を切離します。その後メッシュと呼ばれる人工の膜を入れ、靱帯に固定し、傷を縫い閉じます。

TEPP法

TEPP法

TEPP法

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 切らない痔の治療(ジオン注射法)について

主に出血、脱肛を伴う内痔核に対し、メスを入れないでジオンという注射を痔に直接して内痔核を固める方法です。当クリニックでは、麻酔は仙骨硬膜外麻酔で時間は約30分程度です。当日入院、翌日退院で痛みもほとんどなく、手術と同程度の効果が得られます。

○どのようにジオン注射を投与するの?

ジオン注射を投与する前に肛門の周囲だけ効く麻酔を行い肛門周囲の筋肉を緩め注射をしやすくします。ジオン注射はひとつの痔核に対して図のように4か所に分割して投与します。これは痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、四段階注射法といいます。
複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にする必要があります。

ジオン注射

○ジオン注射を投与するとどうなるの?

投与後の早い時期に痔核へ流れ込む血液の量が減り出血が止まります。脱出の程度も軽くなります。

ジオン注射

矢印

投与した部分が次第に小さくなり、引き伸ばされていた支持組織が元の位置に癒着・固定して、脱出がみられなくなります。
(1週間~1か月)

ジオン注射

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 痛くない痔の手術(PPH法)について

まず腰椎麻酔で肛門を拡げ、特殊な透明の肛門鏡を肛門に入れます。後は図のように直腸を遮断 し、これで痔の血管は上からの連続を絶たれ、痔の静脈瘤はしぼむという原理です。また手術する場所が直腸という痛みを感じないところであるので、術後の痛みがほとんどないのです。痛みがないため退院も早く、約3日から7日と従来の手術に比べて一段と短くなっています。

PPH法

PPH法

PPH法

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 大腸内視鏡検査と内視鏡的ポリープ切除術について

食事の欧米化に伴って日本でも大腸がんの患者さんが増えてきています。大腸がんは肺がん、胃がんに比べて手術の成績は良いのですが、出来ればポリープのうちにお腹を切ることなく治療してしまいたいものです。当クリニックでは原則として内視鏡検査時に発見したポリープはその場で切除するようにしています。ポリープ切除術は痛みもなく入院の必要もありません。

大腸内視鏡検査と内視鏡的ポリープ切除術について

大腸ポリープの多くは、キノコやイボのような形をしている。
(左図は、点線の部分を拡大したもの)

大腸内視鏡検査と内視鏡的ポリープ切除術について

大腸ポリープの茎の部分に電気メスの輪(スネア)をかける。

大腸内視鏡検査と内視鏡的ポリープ切除術について

電気を通して焼いて切除する。
痛みはまったく感じない。

大腸内視鏡検査と内視鏡的ポリープ切除術について

切除した大腸ポリープは回収して、顕微鏡で詳しく調べる。

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 経鼻胃カメラについて

当クリニックでは経鼻上部消化管内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)を行っています。鼻からのカメラは図のように従来のカメラと比較してかなり細く、しかも鼻から入れるため舌の奥に触れることがないので吐き気を催しにくく、楽に検査が受けられると同時に生検などの診断能力も従来のものと比べて変わりありません。のどの反射が強い人、喫煙者、胃がむかつく人などに最適です。現在では約85%の人が鼻からのカメラを希望しています。

経口胃内視鏡検査

経鼻胃内視鏡検査

経口胃内視鏡検査

経鼻胃内視鏡検査

経口(口からの)カメラだと舌の奥を触る為、吐き気が起こりますが、経鼻(鼻からの)カメラですと舌の奥に触りませんので吐き気が少なく、口に物が入っていないので心理的にも不安が少なく呼吸も楽です。

食道、胃、十二指腸の順に観察していきます。
テレビを見て、自分の目でもその様子を確かめることができます。
検査中でも口は自由になっていますから、先生に質問もできます。

経鼻胃カメラ

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 粉瘤手術と巻き爪手術と下肢静脈瘤注射治療について

粉瘤(アテローム)の切除

粉瘤(ふんりゅう・アテローム)の発症のメカニズムは、新陳代謝によって外皮から剥がれ落ちた表皮細胞が真皮層(皮膚の深い部分)に入り込み、袋状の壁が成形され、その袋の中に本来は垢として排出される老廃物が蓄積されておできのようなシコリとなります。袋の中に蓄積された老廃物のはドロドロとした粥のような状態で、内容物 は独特の不快な臭いがあり、中央の小さな穴から細菌が内部に入り、化膿して気づくことが多い病気です。当クリニックでは局所麻酔で粉瘤を袋ごと切除しています。袋ごと取ることによって再発を抑えています。手術時間は10分から15分程度で、外来で行います。

粉瘤(アテローム)の切除

巻き爪手術

巻き爪は主に足の親指の端っこが内側に巻いて、爪下の皮膚を圧迫して痛みや不良肉芽(赤く柔らかい組織が爪と皮膚の間から出てくる)形成を来す病気です。当クリニックではフェノール法で治療を行っています。まず親指の付け根に局所麻酔の注射をし、爪の端っこの巻いている部分だけを切って爪の根本から抜きます。その後フェノールという薬を抜き取った後の部分に塗布して終わりです。手術時間は5分から10分程度で、外来で行います。手術後は痛みはほとんどなく、再発率も低い良い方法です。

フェノール法による手術

肉にくい込んでいる爪を部分的に除去し、爪の根元を薬品(フェノール)で変性させて、その部分の爪を生えなくする治療です。

フェノール法による手術

下肢静脈瘤注射治療

下肢の静脈瘤は女性に多く、立位になると、太ももからふくらはぎにかけて血管がミミズ状またはコブ状に膨らむ病気です。症状は無症状のものから夕方になるとむくみ、かゆみを感じ、進行すると皮膚の色素沈着(しみ)や潰瘍(ただれ)を来します。当クリニックでは静脈瘤に直接注射をし、血管の中で固める硬化療法を行っています。手術時間は5分から10分程度で、外来で行います。残った静脈瘤は何日か開けて繰り返し行いますが、追加の注射は手術料は掛かりません。痛みもほとんどなく繰り返しできるところが良い治療法です。

下肢静脈瘤注射治療

硬化剤を静脈内に注入することによって血管内皮を損傷させます。静脈は血栓によって閉塞し、やがて線維化・器質化して消失してしまいます。

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医院名
長府みらいクリニック
診察科目
外科、整形外科、胃腸科、肛門科、リハビリテーション科、呼吸器科、麻酔科
住所
〒752-0928
山口県下関市長府才川2丁目12-12
TEL:083-248-1666
FAX:083-248-1222
診療時間

※休診日:日曜・祝日
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