スポーツ、事故、転倒などで指を強く打つ、ねじられる、無理に指を曲げられたり伸ばされたりしたときに指の骨折が起こります。骨折部に痛みや腫れ、皮下出血などを生じ、時に指の変形を来します。レントゲンでほぼ診断可能です。

治療は骨折部の転位(ずれ)が少ないものであれば外固定(隣の指とのテーピング、添え木、ギプス等)の保存療法を、転位が大きくても整復後に元に近い位置にもどり安定しているものは保存療法で治療可能です。保存療法で治療が難しい場合は手術療法になります。手術は骨折のタイプに合わせて、鋼線、スクリュー、プレート等で固定します。

イラスト入り説明(日本手外科学会 手外科シリーズ32. 手指の骨折 から引用)