粉瘤(ふんりゅう・アテローム)の発症のメカニズムは、新陳代謝によって外皮から剥がれ落ちた表皮細胞が真皮層(皮膚の深い部分)に入り込み、袋状の壁が成形され、その袋の中に本来は垢として排出される老廃物が蓄積されておできのようなシコリとなります。袋の中に蓄積された老廃物のはドロドロとした粥のような状態で、内容物 は独特の不快な臭いがあり、中央の小さな穴から細菌が内部に入り、化膿して気づくことが多い病気です。

当クリニックでは局所麻酔で粉瘤を袋ごと切除しています。袋ごと取ることによって再発を抑えています。手術時間は10分から15分程度で、外来で行います。